経営方針

今後の経営方針について

FUTURE MANAGEMENT POLICY

当社は、今後の成長の実現に向け、ワンストップですべてのセキュリティソリューションを提供できる「セキュリティソリューションプラットフォーム」を有する「ITエンジニア集団」として、 オーガニックグロースと積極的なM&A・戦略提携によるM&Aグロース、さらに投資グロースを成長ファクターにグループ拡大を目指してまいります。

24期(20253月期)について

THE 24RD FISCAL PERIOD

当期では、成長事業である「セキュリティ&ネットワークaaS製品」及び「働き方改革製品(SaaS型)」が、前連結会計年度比68.8%増、32.5%増とそれぞれ拡大し、 基盤事業である「セキュリティ製品」は高い利益貢献を継続し、着実なオーガニックグロースを実現しております。また、韓国軍や政府機関などの重要組織・施設をはじめ、 グローバル市場においてメガバンク、大手企業等への導入実績を有するNDR(Network Detection and Response)ソリューション製品「Network Blackbox」の展開を本格化し、 「セキュリティソリューションプラットフォーム」の拡大と今後の成長事業化に取り組んでおります。

もう一つの基盤事業である「ITサービス」においては、2024年2月に連結子会社化したIT人材サービスの株式会社CONVICTIONに加え、2024年9月及び10月に連結子会社化した株式会社ARPEGGIO(現株式会社Asemble)及びイチアール株式会社が、 新たに事業成長に貢献し、M&Aグロースを拡大しました。
連結子会社GHインテグレーション株式会社においては、共同株主である伊藤忠テクノソリューションズ株式会社とも協力して、 IT人材の需要が継続して高い、開発案件やネットワークインフラ、データセンター関連プロジェクトの獲得に取り組んでおります。
また、採用支援・人材紹介を提供する連結子会社株式会社アド・トップにおいて、 拡大を続ける人材採用需要を背景に、売上高拡大を実現しました。
投資会社フーバー・インベストメント株式会社では、今後のキャピタルゲインが見込める企業への純投資を行っており、 当期においては、Cloud型海外販売システムを使ったプラットフォームサービスを提供するアジアンブリッジ株式会社へ出資いたしました。
また、2025年4月22日付で、フーバー・インベストメント株式会社の投資先であるデジタルグリッド株式会社が東京証券取引所グロース市場に上場し、持分の一部を売出したことで、 売却額415百万円、投資利益385百万円を実現しました。来期において、特別利益として計上を予定しており、投資グロースによるグループ成長を実現しました。

こうした事業活動の結果、当期の業績は、売上高4,373,104千円(前期比42.2%増)、当社単体の売上高は2,659,817千円(前期比30.0%増)と前期に続き、 過去最高を更新いたしました。売上構成の変化による粗利率の低下、子会社取得に伴う一時的費用があるものの、コストの適正化を継続し、営業利益は187,400千円(前期比730.7%増)となり、 過去最高を更新いたしました。経常利益は165,979千円(前期比371.7%増)となり、親会社株主に帰属する当期純利益は109,457千円(前期比305.2%増)と、過去最高を更新いたしました。

企業価値・事業価値の向上を図るべく、邁進してまいります。
今後とも、ご支援、ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。

20255月 代表取締役社長 輿水 英行